Day 07 ── 動画生成AI:生成と編集③:プロンプト組み立ての公式とHiggsfield Soul 2.0(前半)

2026年7月期 ─ 動画編集コース

今日のゴール

動画生成AIのプロンプトを「5要素×時間順」で組み立てるディレクション技術と、Higgsfield Soul 2.0・Gemini Omni × Google Flowによる会話連携での制作フローを習得し、Seedance 2.0で既存CMをリバースエンジニアリングする手法や、URLひとつで広告動画9種を自動生成する新時代のツール活用法まで学びましょう。

講義スライド:本日のロードマップ
Day 07 ロードマップ

講義の全体像(前半・後半)

前半のポイント1

プロンプト組み立て公式と3大動画モデル

曖昧な「ガチャ」を卒業し、5要素(Who/Where/Action/Camera/Vibe)と時間軸マルチショット指定で映像を意図通りにディレクションします。

前半のポイント2

Higgsfield Soul 2.0 と会話型編集連携

スマホ完結で同じ人物を一貫生成するSoul IDやモーション制御、さらに Gemini Omni × Flow による会話での広告動画自動完結フローを学びます。

後半のポイント1

Seedance 2.0 による高品質なCM映像再現

既存のハイクオリティなCM映像を4要素(被写体/動作/カメラ/色彩)に分解し、プロンプトで精密に再現する技術を学びます。

後半のポイント2

商品URLからの広告自動量産アプローチ

Higgsfield Marketing Studio と Readdy AI を活用し、URLひとつから9種類の広告バリエーションを高速生成する実務フローを学びます。

Day 07 前半カバー

01 AI生成は「ガチャ」を卒業し、監督としての「ディレクション」へ

動画生成AIを扱う上で、「何か良い感じの映像を出して」という曖昧な指示(ガチャ)は失敗やブレを招きます。プロンプト組み立ての公式と時間軸を分けるショット指定により、意図した映像を確実にコントロールする「ディレクション」を行いましょう。

❌ 運任せのプロンプト(ガチャ)

短い地の文だけでAIに丸投げする指示。意図しない動きになったり、出力クオリティが安定せず、時間とコストを無駄にします。

⭕ 監督としてのディレクション

マルチモーダル指示とリファレンス指定を駆使し、構図、被写体、光、BGMの世界観まで自らの意志で制御して生成します。

講義スライド:ガチャからディレクションへ
ガチャからディレクションへ

表現の幅を広げる3つの最新AI動画モデル

Seedance 2.0

プロンプト(テキスト指示)に対する忠実度が極めて高いモデル。ダイナミックなアクションシーンやポーズ指定で強みを発揮します。

Kling 3.0

映画のようなリアルでシネマティックな映像に優れた万能モデル。長尺動画の生成や、安定したカメラワークが得意です。

Vidu

アニメ調・イラスト調の質感再現に強いモデル。元画像を参照させてそのクオリティを維持したまま動画化する機能が強力です。

講義スライド:3つの最新AI動画モデル
3つの最新AI動画モデル

どの場面でどのモデルを選ぶ?

魔法の呪文を作る「プロンプト組み立ての公式」

意図通りの映像を出力するために、以下の5つの要素を時間順に組み立てるのがディレクターとしての基本公式です。

1

① 誰が(Who / Subject)

映像の主役となる被写体(人物の年齢、性別、服装、髪型、表情など)を詳細に定義します。

2

② どこで(Where / Environment)

背景や撮影場所(屋内、都市の通り、サイバーパンクな街並みなど)と、時間帯や天候を記述します。

3

③ 何をし(Action / Motion)

被写体が取る具体的な物理的動作(ゆっくり歩く、こちらを見つめて微笑む、カップを持ち上げる等)を指示します。

4

④ どう見せ(Camera Work & Style)

カメラアングルやワーク(Pan left, Slow zoom in, Close-up等)、レンズタイプや画質スタイルを指定します。

5

⑤ どう聞かせるか(Audio / Vibe)

最新モデルのトレンド。映像全体の空気感やBGMのトーン、効果音(波の音、街の喧騒など)を定義して質感を高めます。

講義スライド:プロンプト組み立ての公式
プロンプト組み立ての公式
5要素を組み合わせた完成プロンプト例(カフェの新商品PR動画の例)
❌ Before(ガチャ):「カフェで店員がコーヒーを出している動画」
→ 背景・表情・カメラワークがランダムに決まり、生成のたびに印象が変わってしまいます。
⭕ After(ディレクション):
① 誰が:20代女性バリスタ、白いエプロン、笑顔
② どこで:木目調の落ち着いたカフェ店内、午後の柔らかい西日
③ 何をし:カウンターでラテアートのカップをゆっくりカメラに差し出す
④ どう見せ:Slow zoom in、被写界深度の浅い映画的な質感
⑤ どう聞かせるか:カフェのざわめきと軽やかなアコースティックBGM、温かく安心する雰囲気
→ 5要素を明確に指定することで、狙った「温かみのある宣伝動画」を安定して再現できます。

時間軸を区切って「動き」を演出するマルチショット指定

1文にすべての指示を詰め込むとAIの破綻を招くため、「0〜3秒」と「3〜6秒」のように時間軸を分割して動作を指定します。

マルチショット指定の鉄則

一文で全てを同時に指示しようとせず、短い秒数で時間軸を区切ってカメラワークやアクションを記述するのが、AIの破綻を防ぎ精度を向上させる鍵です。

講義スライド:マルチショット指定
マルチショット指定
マルチショット指示例(3カット・上記カフェ動画の続き) 0-3秒:バリスタが笑顔でラテアートのカップを持ち上げる 3-6秒:カメラがゆっくりズームインしてカップの湯気に寄る 6-9秒:手前のお客様がカップを受け取り一口飲んで微笑む
講義動画①
動画①:【知っておいて!】AI動画のクオリティが激変するプロンプトの作り方【Seedance2.0/Kling/Vidu】(YouTube)

02 スマホ特化の万能スタジオ「Higgsfield Soul 2.0」

PCスペックの壁や高額なライセンス料金を解消する、スマートフォン特化型の動画生成プラットフォームです。高価なデスクトップAIツールに匹敵する、滑らかなキャラクターモーションと表情リップシンクをスマホ1台で実現します。

講義スライド:Higgsfield Soul 2.0の全貌
Higgsfield Soul 2.0の全貌

目的で使い分ける3つの強力な生成モード

プロンプト生成

テキストを入力してゼロから動画を作るモード。特に実写のファッション映像や人物のなめらかな動きに強みを発揮します。

リファレンス機能

参考とする元画像の構図、色彩、ライティングの雰囲気を維持したまま、被写体やディテールをアレンジして動画化します。

Soul ID (顔一貫生成)

人物の顔写真を20枚以上学習させることで、背景や服装、アクションを変えても同じ顔の人物を一貫して登場させられる革命的機能です。

講義スライド:3つの強力な生成モード
3つの強力な生成モード
目的別の選択例
  • Soul ID:同じキャラクターを複数カットで一貫して登場させたい場合(20枚以上の顔写真を学習させてから生成)
  • プロンプト生成モード:とにかく素早く高品質な1枚絵が欲しい場合
  • リファレンス機能:既存画像の雰囲気や構図を保ったままアレンジしたい場合

キャラクターを自在に動かす実践ワークフロー

Soul 2.0を使いこなし、キャラクターの顔を破綻させずに狙い通りのポーズをとらせるための実務手順です。

1

Step 1: ベース生成 (Generate)

まずテキストまたは画像ベースで、全体のキャラクターイメージ、構図、色調のベースを出力します。

2

Step 2: 修正・調整 (Refine)

顔や被写体の質感を保ったまま、AI特有の不要な歪みを補正したり、背景の微修正を行って原画をクリーンにします。

3

Step 3: 動画化・シネマスタジオ (Cinema Studio)

「カメラは固定し動かさない」よう制限をかけ、キャラクターのポーズや表情だけを滑らかに動かして動画クリップ化します。

プロンプト不要の「魔法のプリセット」3選

講義スライド:実践ワークフローとプリセット
実践ワークフローとプリセット

制作例:自社マスコットキャラクターのSNS広告

入力素材:マスコットキャラクターの正面写真1枚
選択モード:Soul ID(複数カットで同じキャラクターを一貫させたいため)
設定理由:SNS広告で背景や服装を変えても同一人物と分かるようにしたかった
完成後の確認点:背景を変えても顔立ちが崩れていないか、複数カットで髪型・服装のディテールが一致しているか

うまくいかなかった時の再生成手順

  1. 部分的な修正指示 崩れた部分だけをStep 2「修正・調整(Refine)」で指示し直します(全体を一から作り直さない)。
  2. 固定指示の追加 「カメラは固定して動かさないで」のように、変えたくない要素を明示的にプロンプトで再指定します。
  3. 学習データの補強 それでも顔や服装がブレる場合は、学習素材(キャラクターの顔写真)を20枚以上に増やして再学習させます。
講義動画②
動画②:【もう高額AI不要!?】Higgsfield Soul 2.0の使い方と実践活用法を完全解説【2026年最新版】(YouTube)

03 「会話」で完結する新次元の動画編集:Gemini Omni × Flow

GoogleのマルチモーダルAI「Gemini Omni」と制作スタジオ「Google Flow」を組み合わせることで、映像・音声・音楽・テキストを1画面に統合し、AIと会話(チャット)しながら直感的に動画を組み立て・編集できるようになります。

💬 会話AI:Gemini Omni

画像、音声、動画を同時に理解。「最初から作り直す」必要はなく、「夜の背景にして」「少し明るくして」といったチャット指示で一部を上書き修正します。

🎬 制作スタジオ:Google Flow

動画、画像、音楽、字幕などの全アセットを統合的に扱う作業画面。Gemini Omniで出力・調整したクリップをタイムラインへ流し込みます。

講義スライド:Gemini Omni × Flowの連携
Gemini Omni × Flowの連携

企画から編集までを一気通貫で自動化するステップ

Flow Agentに作りたい動画を相談し、4つのプロセスを繰り返して完成へと接続します。

1

① 構成案作成 (Flow Agent)

「採用向けの紹介動画を作りたい」などと相談し、AIエージェントに企画や各シーンの構成案、映像案を設計させます。

2

② 映像生成 (Generation)

構成案に従い、原画1枚からカメラワークや被写体の動きを指定して、最大10秒の映像クリップを量産します。

3

③ 会話で修正 (Iteration)

出力された映像を見ながら「もっと未来的な雰囲気にして」「人物を少し右に寄せて」などとチャットで微調整を行います。

4

④ 結合と音声 (Extend & Audio)

微調整したクリップ同士を「Extend」でスムーズに結合し、BGMを生成。ナレーション音声は別ツールを用いて合体させます。

講義スライド:自動化アプローチ4ステップ
自動化アプローチ4ステップ

制作例:不動産の内見動画

入力:Flow Agentに「このリビングの写真から、窓辺に近づくカメラワークの内見動画を作りたい」と相談
Omniでの整理:会話AIが企画・素材の組み立て案を提示(フック→部屋の魅力訴求→問い合わせ導線の3幕構成)
Flowでの生成:画像1枚から最大10秒のクリップを複数生成し、Extendで結合
人間による修正:「窓からの逆光を柔らかくして」と会話で指示して光を微調整し、納品前に最終チェック

Flow Agentへの指示文例 「このリビングの写真から、窓辺に近づくカメラワークで10秒の内見動画を作ってください。逆光を抑えて明るく開放的な印象にしてください。」

業界別:実務ですぐに使えるビジネス活用シーン

不動産業界

物件の写真1枚から「窓辺へ徐々に近づいていく」滑らかな内見カメラワークを生成。会話で日差しやライティングを微調整します。

製造業界

製品PR動画において、写真からメカニカルなパーツ可動アニメーションを自動生成し、冒頭の視覚的なフック(引き込み)として活用します。

小売・EC業界

縦型9:16のSNS向けプロモーション広告。化粧品のアップ画像から「容器の蓋が開いて中身に光が当たる」といった動きのシーンを生成します。

講義スライド:業界別ビジネス活用シーン
ビジネス活用シーン

生成結果の確認チェックリスト

自動化してはいけない判断

物件情報や商品スペックなど「事実に関わる内容」の最終確認、ブランドガイドラインに沿っているかの適合判断、およびクライアントへ納品する前の最終品質確認は、AI任せにせず必ず人間が行ってください。

講義動画③
動画③:【音声付き】「Gemini Omni 」×「 Google Flow」で採用・SNS広告動画を編集まで完結(YouTube)

実習:生成AIツールの特徴をノートにまとめてみよう

📌 目的:進化が早い生成AIツールの特徴をつかんでクライアントが求める動画をすぐに形にできるようになるために、基本的な種類や特徴を覚えておきましょう。

講義スライド:本日の実習案内
本日の実習案内

💡 実習の流れ

  • ① 自分のノートにツールの特徴をまとめよう 下のコピー例を参考に、プロンプトと動画URLをGeminiに送信して紹介されているツールの特徴を表形式でまとめます。
    Geminiプロンプト例(動画①): 紹介されているツールの特徴を表形式でまとめて。 https://www.youtube.com/watch?v=gEozAVkZjjw
  • ② Googleドキュメントにエクスポートしよう Geminiが要約を回答したら、回答の下にある三点ボタン(その他オプション)をクリックし、「Googleドキュメントにエクスポート」を選択します。
  • ③ Googleドライブの中に作成されているか確認しよう Googleドライブを開き、生成されたドキュメントが正しくマイドライブに配置されていることを確認します。
  • ④ 動画2本目3本目も、ノートを作ってみよう 残り2本の動画についても、同様にプロンプトを1行ずつ個別に送信して要点を表形式でまとめます。
    Geminiプロンプト例(動画②): 紹介されているツールの特徴を表形式でまとめて。 https://www.youtube.com/watch?v=19OmEqTi-lk
    Geminiプロンプト例(動画③): 紹介されているツールの特徴を表形式でまとめて。 https://www.youtube.com/watch?v=sH3X_W-p1PM
  • ⑤ ノートや動画を見て、復習しよう 作成されたドキュメントやノート、講義動画を見返して、各ツールの特徴や連携手法を復習しましょう。
Day 07 後半カバー

04 既存CMを「リバースエンジニアリング」する Seedance 2.0のディレクション術

ハイクオリティなCM映像をAIで再現するには、映像を漫然と眺めるのではなく、プロンプトの構成要素に解体(リバースエンジニアリング)する能力が必要です。Seedance 2.0を使いこなし、映画のようなCM品質をディレクションする手法を学びましょう。

講義スライド:CM映像のリバースエンジニアリング
CM映像のリバースエンジニアリング

プロンプトは「映像監督の指示書」

Seedance 2.0で意図通りのCM映像を再現するために、リバースエンジニアリングした4つの要素(被写体・アクション・カメラ・色彩背景)を指示書として正確に記述します。

Seedance 2.0 でのCM再現プロンプト実例(スライド16より)
"A close-up shot of a glass cup with yellow short sleeve and white pants, a man is pouring milk coffee into the glass cup, the coffee splashes gracefully, warm light, wooden table in a cozy cafe, cinematic depth of field."

プロンプトの解剖:
被写体:グラスカップ、白いパンツと黄色い半袖を着た男性の腕
アクション:コーヒー牛乳をグラスに注ぐ、コーヒーが優雅にしぶきをあげる
カメラ:クローズアップショット、映画的な被写界深度(ボケ味)
色彩と背景:温かみのある光、居心地の良いカフェの木目調テーブル

講義スライド:プロンプトは映像監督の指示書
プロンプトは映像監督の指示書

キャラクター固定と「感情」の色彩表現

Seedance 2.0の「@Elements」機能を使うことで、特定のキャラクターデザインや美術設定を維持したまま動画化できます。また、背景や色彩をコントロールすることで、心理的な感情表現を演出します。

初心者がつまずく色彩設計のポイント

ネガティブな感情を表現するシーン(寂しさ、不安など)で、意図せずに明るく鮮やかな背景色を指定してしまうと、心理的な演出効果が半減してしまいます。暗い色調や無機質な背景を選ぶなど、シーンの感情に合わせた色彩のディレクションを徹底しましょう。

講義スライド:キャラクター固定と色彩表現
キャラクター固定と色彩表現

実用に耐えうる「短いカット」の出力術

AIで一発で長尺動画を作ろうとすると、動きが崩れたり不自然になったりします。実務では1〜3秒の短いカットを積み上げるアプローチを採用します。

❌ 失敗しやすいフロー(AI任せの長尺)

最初から10秒以上の長尺動画を出力しようと指定する。途中で人物の形が崩れたり、不自然なカメラのブレが発生しやすくなります。

⭕ プロの編集連携ワークフロー

AIでは「動きが最も綺麗な1〜3秒の短いカット」だけを出力。文字入れや複雑なエフェクト、トランジションは、Premiere ProやCapCutなどの編集ソフトで後から乗せることで、完璧な品質に仕上げます。

講義スライド:短いカットの出力術
短いカットの出力術
講義動画④
動画④:Seedance2.0でCM動画を再現する方法!2026年最新版(YouTube)

05 URLひとつから広告動画9種を自動生成する新時代のツール

「Higgsfield Marketing Studio」と「Readdy AI」の登場により、商品のWebページURLを入力するだけで、構成・原画・映像生成・字幕・BGMまでをAIが完全自動で組み立て、バリエーション豊かな広告動画を一瞬で量産できるようになりました。

講義スライド:URL広告自動生成の衝撃
URL広告自動生成の衝撃

商品URLから「9種類のバリエーション」を同時錬成

ツールにURLを投入するだけで、SNS広告の目的やスタイルに合わせた9種類(UGC風、チュートリアル、開封動画、ハイパーモーション、商品レビュー、TVCM風等)の動画クリップが自動生成されます。

案件の目的別・おすすめテンプレート選定

講義スライド:9種類のバリエーション同時錬成
9種類のバリエーション同時錬成

実務フローを激変させる「10分の1」の魔法

従来、広告クリエイティブを複数案制作してA/Bテストを実施するには、数日〜数週間の時間と多大な撮影コストが必要でした。URL自動生成AIを活用することで、そのコストと時間を10分の1に圧縮できます。

全自動ツールにおける初心者の注意点

URLを入れるだけで自動生成されるからといって、人間による最終確認を怠ってはいけません。ブランドロゴの歪み、商品の機能紹介における虚偽情報(ハルシネーション)、著作権侵害リスクがないか等、重要なポイントは人間が必ず目で見て品質管理を行ってください。

講義スライド:10分の1の魔法
10分の1の魔法
講義動画⑤
動画⑤:【AIで荒稼ぎ!!】商品URL入れるだけで広告動画が9種類できるAIツール_HiggsField Marketing Studio x Readdy AI(YouTube)

06 「こだわり」か「スピード」か。AIディレクターとしてのツール使い分け

すべての案件を同じツールで作る必要はありません。「Seedance 2.0(こだわり型)」と「Higgsfield Marketing Studio(スピード型)」の特性を正しく理解し、クライアントの予算、納期、クオリティ要求に合わせてツールを賢く使い分けましょう。

講義スライド:こだわりとスピードの使い分け
こだわりとスピードの使い分け

案件シナリオに応じたツールの選定基準

🎬 Seedance 2.0(こだわり型)

最適シーン:世界観重視のブランドイメージ動画、高品質なシネマ風MV、プロポーションや動きを完全制御したい案件。
特徴:リバースエンジニアリングした5要素プロンプトで、狙った演出をミリ単位で表現可能。

⚡ Marketing Studio(スピード型)

最適シーン:SNSでの大量のA/Bテスト広告、EC店舗の全商品に対する簡易紹介動画、予算が極めて少ないスピード案件。
特徴:商品URLを入力するだけで、数分で9種類の広告動画を自動作成。

プロが実践する「ハイブリッド型」ワークフロー

二者択一ではなく、両者の強みを掛け合わせることで、実務のスピードとクオリティを最高レベルで両立させます。

ハイブリッド運用の具体例

まず「Marketing Studio」を使って数分で9パターンの広告ラフ動画を出力し、クライアントへ提示して方向性をすばやく合意。その後、採用された方向性や構成に基づいて、「Seedance 2.0」で1つずつのカットをハイクオリティに作り込んで完成させます。これにより、手戻りリスクを抑えながら最高品質を維持できます。

実習:編集ツールの特徴をノートにまとめてみよう

📌 目的:進化が早い編集ツールの特徴をつかみ、クライアントが求める動画をすぐに形にできるよう、基本的な種類や特徴を覚えておきましょう。

講義スライド:本日の実習案内(後半)
本日の実習案内(後半)

💡 実習の流れ

  • ① 1本目の動画をGeminiでまとめよう 下のコピーボタンを押し、プロンプトと動画URLをGeminiに送信して、紹介されているツールの特徴を表形式でまとめます。
    Geminiプロンプト例(動画④): 紹介されているツールの特徴を表形式でまとめて。 https://www.youtube.com/watch?v=VEgbRdlQOMU
  • ② Googleドキュメントに書き出そう Geminiの回答が表示されたら、回答の下にある三点ボタン(︙)をクリックし、「Googleドキュメントにエクスポート」を選んでドキュメント化します。
  • ③ Googleドライブに保存されたか確認しよう 下のボタンからGoogleドライブを開き、生成された要約ドキュメントが正しくマイドライブに作成されていることを確認します。
  • ④ 2本目もまとめよう 2本目の動画についても、同様にプロンプトを個別に送信して要点を表形式でまとめ、同じ手順でGoogleドキュメントとして保存します。
    Geminiプロンプト例(動画⑤): 紹介されているツールの特徴を表形式でまとめて。 https://www.youtube.com/watch?v=vBG9rKMXwZg
  • ⑤ ノートや動画で復習しよう 作成されたドキュメントやノート、講義動画を見返して、各ツールの特徴やビジネス活用について復習しましょう。
講義スライド:本日の講義の総括(前半)
本日の講義の総括(前半)
講義スライド:本日の講義の総括(後半)
本日の講義の総括(後半)

07 遊び心と、おさらい:3Dおさらいカード

カードをクリック(タップ)すると反転して裏面が表示されます。今日の重要トピックを楽しくおさらいしましょう!

プロンプト公式 POINT 01

動画生成AIのプロンプトを構築する際の鉄則とは?

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5要素を組み立て、時間軸を区切る

①誰が、②どこで、③何を、④どう見せ、⑤どう聞かせるかの5要素を時間順に組み立て、「0-3秒」「3-6秒」のように時間軸を区切ってマルチショット指定します。

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AIモデルの特性 POINT 02

表現の幅を広げる最新の3大動画生成AIモデルの特性は?

クリックで確認

忠実度・リアル長尺・スタイルで使い分ける

「Seedance 2.0=プロンプト忠実・アクション」「Kling 3.0=リアル長尺・カメラワーク」「Vidu=アニメ調・強力な画像参照」のように用途別に使い分けます。

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Soul ID (顔一貫) POINT 03

Higgsfield Soul 2.0の「Soul ID」機能とは何か?

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同じ人物の映像を一貫して生成する機能

顔写真を20枚以上学習させることで、背景や服装、動きを変えても同一人物のキャラクターを破綻なく一貫して生成できる、実務に革命をもたらす機能です。

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会話型編集連携 POINT 04

Gemini Omni × Flowの連携による新次元の編集アプローチとは?

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会話で部分上書き修正して一気通貫完結

最初から作り直すことなく、「夜にして」「アニメ風に」などとチャットで部分修正を重ね、企画から映像生成、アセット結合まで1画面で自動完結させるアプローチです。

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CM再現の鉄則 POINT 05

既存CMを再現するためのディレクション手法とは?

クリックで確認

4要素に分解し、1〜3秒で積み上げる

被写体/動作/カメラ/色彩の4要素に既存映像を解体し、Seedance 2.0で「動きの綺麗な1〜3秒の短いカット」を出力して編集で積み上げるのが鉄則です。

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広告動画9種自動生成 POINT 06

商品URLから広告を自動量産するAIツールの効果とは?

クリックで確認

コストと時間を10分の1に圧縮

「Higgsfield Marketing Studio」等にURLを投入するだけで、UGC風やTVCM風など目的別の広告バリエーション9種類を、従来の10分の1の労力で同時錬成できます。

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ツールの賢い使い分け POINT 07

こだわり型とスピード型はどう使い分ける?

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世界観重視か、量産A/Bテストか

世界観重視ならSeedance 2.0(こだわり)、A/Bテスト量産ならMarketing Studio(スピード)を採用。ラフ合意後に作り込む「ハイブリッド運用」も極めて有効です。

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08 All Green! チェックリスト

本日の講義内容を理解できたら、チェックボックスをクリックして「All Green(全項目クリア)」を目指しましょう!

💡 Day 07講義完了! 次回は「Day 08:動画生成でつくるポートフォリオ」に進みます。動画生成AIを活用して、仕事が取れるポートフォリオ動画を制作する手法をマスターしましょう!

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